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263話

「このバーは新しいのかな?」

僕たちはようやくダニーのパーティーに到着し、記憶にない場所に入った。「ああ」パンサーは答えた。「ここは2年くらい前からあるんだ。ティアゴの結婚式のバーも任されるって聞いたよ」

「時代は変わったな」さらに中に進みながら僕は微笑んだ。4年前、ティアゴはまだ高校生だったのに、今では結婚式やバーの話をしている。「そうでもないさ。お前が閉じ込められてただけだ」パンサーはクスッと笑った。

「いいから」

僕は彼に続いて2階のVIPセクションらしき場所に上がり、ダニーと彼の取り巻き連中を見つけた。ダニーの膝の上に座っているミスティを見て、僕の表情は変わった。

彼女は唇だ...