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291話

マリアムはロジャーも自分のことを好きだと知り、興奮した。彼にキスされたとき、彼女の全身が生き返ったように感じた。これまで考えたこともなかった欲望と渇望が湧き上がってきた。ロジャーが身を引いたとき、彼は彼女の目を見つめた。

「つい熱くなってしまってごめん」彼は優しく言った。実際には少しも後悔していなかったにもかかわらず。マリアムは微笑み、頭を振りながら彼の頬に手を置いた。

「謝らないで。私もあなたと同じくらい、もしかしたらそれ以上に望んでいたわ。着替えてくるから、そうしたら出発しましょう」ロジャーはもう一度彼女にキスをしてから彼女を行かせた。マリアムは彼の腕から離れると寒さを感じた。

彼女...