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55話

ーローガンー

ようやく、もっと安定した地盤に戻ってきた。食事は俺が担当できる。エモリーの好きな食べ物を冷蔵庫と食品棚から探してみる。料理の達人というわけじゃないが、俺にはうまく作れる簡単な料理が4、5品ある。エモリーに任せたら、きっと出前を頼むだろうが、ここはテイクアウトの店からは少し離れている。それに、門を見張っているパックのメンバーたちは、自分たちの分がないのに食べ物を持ち込まなければならないと嫉妬する。見回してみると、適当な時間で半ば decent な炒め物を作れそうだ。前菜としては果物とチーズのスナックもいいだろう。エモリーのために、ブドウ、イチゴ、チーズを出しながら、俺は野菜を切り...