ローガン

31話

-エモリー-

私が目を覚ますと、ローガンとのデート以来初めて爽やかな気分になっていることに気づく。これまでに犬を飼うべきだったと思うこと、おそらく百万回目だろう。驚いたことに、昨夜はいつもより遅く寝たにもかかわらず、こんなに元気なのだ。というのも、ローガン犬が私とベッドで寝ることを許すかどうかで長い意志の戦いがあったからだ。彼が体重でも忍耐力でも私を上回ることが判明した後、私は諦めて、何かを追いかける夢を見るたびに爪でシーツを台無しにしそうな相手と一緒に寝ることになった。でも、こんな結果なら、もう争うことはないだろう。今日は実際に仕事に行けるほど調子がいい。確かに階段は使わないけれど、少なく...