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465話

セシリアがダシールからの電話を受けたとき、彼女はトイレでくつろぎながら、気分が落ち込んでいた。

生理がまた来ていた。また。

マジで、なんで？

前世では、何年も避妊薬を使っていたせいで妊娠は悪夢だった。

今度は、誰のせいなんだろう？

彼女は少し弱々しい声で電話に出た。「ダシール」

「キングスリー家の誰かがエバーハート銀行に行ったんだ」

「ローンの件でしょ」セシリアは推測した。

「ああ」ダシールは確認した。「六ヶ月で十億ドルのローンを組んだ」

「担保は何？」セシリアは尋ねた。

「不動産だ」

「どこの物件？」彼女は追及した。

「クリスタル・ラグーン島」

「それは偽物よ」セシ...