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77話

次の授業へ向かう途中、私は絆創膏を二つに引き裂いた。

私は終日、不機嫌な顔で全ての授業に出席した。今は最後の授業で、終わるのを待っているところだ。ずっと気を紛らわそうとしたけれど、できなかった。二人が一緒にいるのを見るだけで、本当に腹が立った。彼はこういうことをするためにここに来たの?もしそうなら、なぜわざわざ私の目の前でやるの?彼は私に謝りに来たんだと思っていた。彼が一度もそんなことを言わなかったことに、私は嘲笑した。推測するに、彼がここにいるのは、私に彼の謝罪を絶対に受け入れず、離婚するという決断を貫くべきだと見せつけるためなのだろう。二人がどれだけ近くに立っていたか思い出しては、ずっと...