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188話

彼が約束したように、彼は自分を抑えなかった。私も同様だった。

「アゼル」私は彼の首筋で彼の名前を呻いた。私の全身が彼の硬い胸に寄りかかっていた。もう目を開けていられなかった。目はどんどん閉じ、滑り落ち、眠りから覚めようとしていた。

「愛しい人」彼は唸り声を上げ、六回目の射精を私の中で迎えた。今や私の全身が痛みを感じていた。

「アゼル」今度は重たい目で彼の名前を呟いた。私の体は完全に力尽きていた。もう体内にはエネルギーが残っていなかった。

「うーん」彼は私の裸の首と肩に濡れたキスを押し付けながら鼻歌を歌った。

「眠りたい」私は同じ声で呟いた。もう体内にエネルギーは残っておらず、全身が休息を求めて...