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112話

「まだ君との事は終わっていない」

彼の宣言に目が見開いた。彼は私に何をしようとしているの?胸の中に新たな感情が突然湧き上がった。未知の欲求で胸が高鳴る。彼は屈み込み、再び唇を合わせ、考え込む余裕さえ与えてくれない。彼の手は私の上半身を這い回り、すべての曲線をなぞり、手のひらで形作っていく。彼は左胸を揉みながら、今度は右胸を吸い始めた。彼の突然の素早い動きに大きな喘ぎ声が口から漏れた。一秒前は激しくキスをしていたのに、今は胸を強く吸っている。

「アゼル」私は彼の髪に手を絡ませ、引っ張りながら名前を大きく呼んだ。喘ぎ声を抑えるために手の甲を噛む。それが彼の胸への執着をさらに強めた。私の乳首は石...