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71話

ジェイシー

私はマスターソンがケイレブを引きずり去る間、うつ伏せに床に倒れたまま、彼を止めるために何もできなかった。

「やめて…」私は囁いた。

銃声は寝室に向かって撃ち込まれるのをやめ、アシエンダの別の場所へと移動していった。

私は動けなかった。ただ床の同じ場所に留まり、茫然としていた。

ケイレブがいなくなった。

何時間も経ったように感じたが、実際は数分だったかもしれない。とにかく銃声は完全に止んだ。

そして、ドア前に一足の靴が現れるのが見えた。

「一人残してくれたようだな」とシェイクが言った。

「興味深い」もう一足の靴。イブラヒムだ。

「今度は場所を変えないといけないな。...