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60話

-カレブ-

朝の時間、悪魔の化身のために働きに行く前に、私はジェイシーの髪を優しく撫でていた。

彼女は少し動いて、さらに私に寄り添うようにして、もう一度眠りに戻ろうとした。

「ベイビー」と私はつぶやき、手を彼女の背中に滑らせた。「仕事に行く前に一緒になりたいなら、今始めないと」

ジェイシーは不満そうに唸り、私の肩から顔を上げた。しかめっ面をした彼女はあまりにも愛らしかったので、私は彼女の鼻にキスをした。

「愛してる」と私は言った。

「うーん、私も愛してる」と彼女はあくびをしながら言った。

私が彼女の腰のあたりをくすぐると、彼女はくすくす笑った。

「あなたがこんなに朝型人間なの...