「ジェイシー、触らせて。気持ちよくしてあげたい」ケイレブは囁いた。

「もう十分気持ちいいわ」私は思わず口走った。彼の手が触れる度に、体が心地よくゾクゾクしていた。

「もっと気持ちよくできるよ」ケイレブは私の下唇を軽く噛みながら言った。「いいかな？」

「な、何をすればいいの？」

「リラックスして、目を閉じて」ケイレブの返事と共に、彼の手がスカートの中へ滑り込んでいき、私は強く目を閉じた。
＊＊＊

ケイレブは私の22歳の義理の兄。私が15歳の時、衝動的に彼への想いを告白したけど、彼は笑って部屋を出て行った。それ以来、気まずい関係が続いている。

今日は私の18歳の誕生日。私たち家族でキャンプに行くことになった。私の父と彼の母と。楽しいわね。できるだけケイレブと顔を合わせないように、意図的にはぐれようと思っている。

結局、本当に道に迷ってしまったけど、ケイレブも一緒。そして人気のない山小屋で二人きりになった時、私は気付いた。彼の私への気持ちは、私が思っていたのとは全然違うって。

実は、彼は私のことを！

でも、私たちは義理の兄妹。両親に見つかれば殺されるわ――もし今ドアを叩き壊して入ってきた密林業者たちが、先に私たちを殺さなければの話だけど。


義理の兄と取り残されて

ーケイレブー
ジェイシーの爪が屋敷に戻る間中、私の太ももに食い込んでいた。彼女は私を黙らせようとしていたのだと思う。彼女に一人でこの状況に立ち向かわせたくなかったので、私は黙っていた。マスターソンをどれだけ憎んでいても、彼が嘘をついていないことは分かっていた。この時点で私はもう重要ではない。彼らが私をそばに置いておくのは、ただジェイシーを喜ばせるためだけだった。
母や彼女の父親、そして赤ちゃんのティモシーについても同じことが言えるだろう。全員がジェイシーをマスターソンの思い通りにさせるための、綿密に張り巡らされた罠の一部だった。
願わくば、マスターソン自身がジェイシーを犯そうとは考えていな...

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