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第129章:私の何?

何時間後かに目を開けると、太陽が沈みかけ、小さなバルコニーの入り口からピンクがかった光が差し込み、タイルの床を照らしていた。風が優しくカーテンを揺らす。もしここがハネムーンの旅行先だったら、完璧だっただろう。

だが、これはハネムーンではない。

俺はため息をついた。我ながら、たいしたもんだ。自分たちがどこにいるかなんて忘れて、俺の……をめちゃくちゃに貪り食おう、なんてな。そこで言葉が止まる。俺の、何だって?

視線を下ろすと、マッケンジーがまだ俺の胸の上で眠っていた。彼女のゴージャスで豊かな蜂蜜色の髪が、背中に羽のように広がっている。腕は俺の腹筋にだらりと置かれたままで、その豊満な胸は……。

喉が...