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スウィートピンクボトム

ウィル視点

翌日、俺たちがホテルの部屋から出ると、フートがにやりと笑いかけてきた。まあ、俺は普通に歩いたが、マッケンジーときたら、鞍ずれしたカウボーイみたいにどこかぎこちない足取りだった。彼女は俺に恨めしそうな視線を送り続け、特にエスカレードに恐る恐る腰を下ろすときにはそれが顕著だった。

まだ、彼女の中には入ってさえいなかったというのに。

もっとも、俺の指はかなり大きかったし、舌だって相当なものだったが。間違いなく彼女はSUVの中で、また俺の肩にもたれて眠るだろう。

ああ、なんてことだ。唇にはまだ彼女の甘い蜜の味が残っているんだ。

「どうした、ハニービー?」隣に座りながら、俺は無邪気...