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372話

「本当？私は正気を失っているとは思わないわ」キャシーは淡い笑みを浮かべた。「ここよりもっと酷い場所に住んだこともあるわ。ここはそれほど悪くない。少なくとも食べ物は腐っていないし、毛布もあるしね」

リアムは一瞬呆然とした。「どういう意味？前に腐った食べ物を食べたことがあるの？」

彼は彼女がどんな生活をしてきたのか理解しようとした。目の前の落ち着いた女性を見つめながら、彼は突然、彼女が謎めいた存在だと感じた。

「私に質問しても無駄よ」キャシーは皮肉を込めて反論した。「結局、私がここにいるのはあなたのおかげでしょう？」

「もし私じゃなかったら、あなたとジョセフの不倫はいずれバレていたはずだ」...