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第1730章ジュリアは彼が今まで出会った中で最も恐ろしい女性です。

ジェームズは怒ったように笑った。「私の前で小細工はやめろ。表向きは辞任すると言いながら、主要会社のトップ幹部をごっそり引き抜いて、全員お前の息がかかった者ばかりじゃないか。忘れるな、お前が最初に就任した時、トヴァー家が真っ先に味方になったんだぞ。お前のやっていることは、用が済んだらお払い箱にするようなものだ」

「お父様、その彼もただ味方になっただけでしょう。あの時彼が味方にならなくても、すぐに私にそうせざるを得なくさせたはずですわ。ユライアは最も賢明な道を選んだのよ」

ジュリアはジェームズを見た。過去のジェームズがよくやったことは認めるが、彼は本当に年を取り、物事をはっきり見えなくなってい...