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第1673章かなり有能

「ローラ、この方があなたの彼氏?」

誰もが唖然とした。

「ええ、見覚えありませんか?」デレクは温かく親しみやすい笑みを浮かべた。

その場にいた女性たちは顔を赤らめ、心臓が高鳴った。

なにしろ、目の前にいるのが大統領の息子だと知らない者はいなかったのだ。彼女たちはそういった上流階級の人々をいくらか見てきたが、その中で偉ぶっていない者などいただろうか?

キャシーをよく迎えに来るジョセフでさえ、いつも厳しい顔つきで、キャシーを見て初めて表情が和らぐのだった。

だがデレクは、その卓越した地位にもかかわらず、少しも偉ぶったところがなく、温かく親しみやすかった。そして何より、本当にハンサムだった...