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1492話

「よし、俺が間違ってた。あんな冗談を言うべきじゃなかった」デレクはローラの隣にしゃがみ込み、メイブを見つめながらローラに話しかけた。「君は日常生活ではちょっとドジかもしれないけど、仕事では超頭がいい。君が作り出したものを見てごらん。俺にはそんなことできないよ。子供の頃、俺は君みたいな人に憧れてたんだ」

ローラは顔を赤らめ、口元が緩んだものの、すぐに引き締めた。「私は研究者というほどじゃないわ、ただ化粧品をいじくっているだけよ」

「化粧品のどこが悪いんだ?人を美しく見せるんだぞ。君みたいな人がいなければ、みんなもっと荒れた見た目になるさ。君は世界をより美しくしているんだ」

デレクは突然振り...