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1237話

いや、違う！デクランとキャシーが仲良くなるなんて許せない。そうなったら自分の計画が台無しだ。

でもこの写真は役に立つかもしれないな。

考え事に没頭していると、突然後ろから足音が聞こえた。

彼は急いで反対側から逃げ出した。

カールが歩み寄って言った。「ヴィッテルスバッハさん、お待たせして申し訳ありません」

「気にしないでください。ちょうどこのチェスパズルを解き終えたところです」デクランはチェス盤に目をやりながら言った。

カールはそれを見て目を丸くした。「へぇ、チェスの達人だったとは知りませんでした」

デクランは肩をすくめ、助けを借りたことには触れなかった。「実は、モリス家のことで来...