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1100話

キャシーとジョセフは二人ともパジャマを着ていた。

キャシーの顔は彼の胸に押し付けられており、彼の体温が布地を通して伝わり、彼女の顔を徐々に温めていた。

幸い、部屋の明かりは消えていたので、彼女の表情は見えなかった。

ジョセフの心臓は緊張して激しく鼓動していた。彼はキャシーが以前のように彼を押しのけると思っていたが、今回は違った。

「キャシー」彼の喉は乾き、声はとても掠れていた。

「なに?」キャシーは顔を上げた。

ジョセフはもう我慢できず、身を屈めて彼女にキスをし、「薬はどこから手に入れたの?」と尋ねた。

「ロザリンドにお願いしたの」彼女の柔らかい声が、二人の近づいた唇の間から漏れ...