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1039話

キャシーの心の中で、デイビッドはいつも美徳の象徴だった。

「キャシー、ローラはどこ？彼女と一緒に過ごしてみたら？いつも僕たちと一緒にいると退屈するかもしれないよ」デイビッドは優しい笑顔で言い、彼女を遠ざけようとした。

「私はあなたの妻よ。そんな風に立ち去るのは変じゃない？」キャシーは心配するふりをした。「それに、ジョセフもここにいるわ。誤解されるかもしれないわ」

「しないよ。君を信頼しているから」デイビッドは誠実に答えた。

キャシーは彼を信じかけた。しかし、振り返って人目につかない場所に隠れてみると、デイビッドがすぐにラルフの隣に座り、彼にタバコを火をつけてあげるのを見た。

その光景...