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29話

私は静かに浴室から出てくる。ベッドに横たわる僕のメイトの姿を見て、太い自分のものが疼いた。彼女は上半身を三つの枕に沈め、それらをきつく抱きしめながら、美しく丸い尻を空中に突き出している。彼女の魅惑的な香りは、恐怖と痛みの苦い臭いで損なわれていた。

「リリー?」眠っているなら進めないと思い、静かに問いかける。

「大丈夫よ、デメトリ」

彼女はささやく。それが嘘だとわかっている。今の彼女が大丈夫なはずがない。ベッドの端にひざまずき、彼女の背中、お尻、脚に沿って優しく手を滑らせる。

「本当にこれがあなたの望みなの?必要としていることなの?」

「ええ。優しくして」

「いつでもそうさ、愛しい人...