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88話

マイルズが今朝私を起こした時、私は生まれ変わったような気分だった。昨夜は目から鱗が落ちるような体験だった。今朝も体は昨夜の激しさでまだ痛んでいて、クリトリスはズキズキしていたけれど、これは権力を手に入れてから初めて、自分の体をコントロールできていると感じた瞬間だった。もう自分が時限爆弾だとは恐れていない。私の部下たちや、これから接する誰もが安全だ…少なくとも私の悪魔の側面からは。天使の側面についてはまだ分からないけれど、私が恐れていたのは神聖な光だけで、今はそれもコントロールできている。

「キトゥン」マイルズが背中をさすりながら、耳元で優しく囁いた。「起きる時間だよ」

「何時?」私はお腹か...