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39話

ローズ

「あなたにプレゼントがあるの!」シェルビーは顔に不揃いな笑みを浮かべながら私に箱を手渡すけど、私は開けたくない。

ケリーも一緒で、私たちはブランチの後に私の部屋にいる。私は昨夜使った例の椅子に座っている。消毒はしたけど…。それでも友達の誰かにここに座ってもらうのは公平じゃないと思った。空いた椅子のままにしておくこともできたかもしれない。

私の目は箱に向けられている。ケリーは彼女が今から見るものについて知っているのかしら?

「シェルビー」と私は言い始め、上に黄色いリボンのついた小さな青い箱を見つめる。

「開けて!」と彼女は主張し、二人はクスクス笑う。

ええ、ケリーは知って...