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38話

ローズ

トリスタンとの夜は、私がこれまで経験したどんなことともまったく違っていた。やっとこの手のことに慣れてきたと思った矢先、この男たちがやってきて、私が想像もしなかったことをしてくるのだ。

男たちとのセックスで私は完全に心を奪われてしまうけれど、あのバイブレーターの感触は素晴らしかった。翌日、自室でシェルビーとおしゃべりしながら、ベータのアダムが卵をどう好むかという彼女の話を聞こうとしているけれど、集中するのが難しい。昨夜のあのゾクゾクする感覚が、今でも期待に体を震わせている。

「だから…本当に固すぎると、彼は黄身を食べないの。でも生すぎると、お皿の何も食べなくなるのよ」彼女は咳払...