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279話

トリシャ

アレッサンドロが私を部屋に運び入れる間、私は空いた手でドアに鍵をかける。ダモンやブレイデンの時ほど緊張していない。多分、メイトたちと愛し合うことに慣れ始めているからかもしれない。

そして、本当に気に入っている。

二回の経験だけでは専門家にはなれないけど、メイトたちが私のことを大切に思い、私を気持ちよくしたいと思ってくれていることはわかる。ダモンもブレイデンも素晴らしかった。アレッサンドロもきっとそうだろう。

彼はベッドまで私を運び、ちょうど中央に置いてくれる。片腕で私の頭を支えながら、もう片方の腕で枕をふわふわにする。そして優しく私の頭を下ろすと、私は枕に半分沈み込む。

「快適...