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210話

「ローズ」

目を開けたとき、外はもう薄暗くなっていた。うとうとと眠りに落ちたことはかすかに覚えているけど、眠ったのはもっと日中の早い時間だったはずなのに、赤ちゃんたちが誰も私を起こさなかったことに驚いている。

あくびをしながら起き上がると、外から聞こえる音が以前ほど大きくなくなっていることに気づく。戦いは終わったのかしら。

窓の外で戦争が激しく続いていて、部屋には四人の赤ちゃんが眠っているというのに、よく眠れたものだと思う。でも出産して、それから四人の赤ちゃんの世話をするのは、手伝いがあっても疲れるものなの。マークのパックからの治療師や看護師たちのような助けがあって、本当に幸運だわ。

そ...