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182話

モリーは何も言わなかった。ただ首を横に振るだけだった。

すぐに、ロバートが軟膏を持って入ってきて、彼が出ていく前と同じように二人が距離を置いていることに気づいた。彼の目が一瞬揺れた。

彼はカイルに軟膏を手渡して尋ねた。「ここでやる？それとも家で？」

カイルは何気なく軟膏を看護師に渡して言った。「家で彼女に軟膏を塗るのを手伝ってあげて」

ロバートは眉を上げて尋ねた。「スコットさんがやるべきじゃないの？」

カイルは彼を見上げて冷静に言った。「いいえ、もし手助けが必要なら、看護師に頼めばいい」

ロバートは眉を上げて意味深に言った。「自分でやるよ」

カイルは聞こえなかったかのように振る舞...