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233話

アイフ視点

最初、カラは私の発表に驚いていた。そりゃそうだ、私だって彼女の発表に驚いたのだから。どうしてこんなことが可能なのか理解できなかったけど、それでも私は嬉しかった。自分自身のためだけでなく、彼女とザイオンのためにも。

私たちは小さな喜びの束を待っていたのだ。

最初のショックが過ぎ去ると、彼女は飛び跳ねて笑い始めた。幸せが波のように彼女から溢れ出ていて、私はそんな姿を見たことがなかった。そして質問の数といったら、女神よ、彼女が私に投げかけた質問の量は尋常ではなかった。

カラがようやく落ち着くと、私たちは木の下に座り、興奮が収まるまでいくつかの詳細について話し合った。そして...