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151話

カラ視点

彼女に全てを話した。まるで世界で一番簡単なことであるかのように、私は自分の最も深く暗い秘密を彼女に伝え、それも一言も詰まることなく。

何年もの間、私は過去を闇の中に閉じ込め、尋ねてくる可能性のある全ての人から隠すためにあらゆることをしてきた。なのに今、私は全く知らない誰かに全てをペラペラと話していた。

私に何が起きているの?確かに、ルナは私に優しくしてくれた。私を攻撃することもなく、私がしたことを責めることもなかった。でも、それだけで私が彼女をこんなにも盲目的に信頼するには十分なの?

たぶん、これはザイオンが私に与えた影響なのかもしれない。彼は自分のためにならないほど...