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376話

パトリシアが緊張して何もできずにいると、ドアが開いた。ハンターがミルクの入ったボウルを手に持って入ってきた。

「ミルクを飲めばよく眠れるよ」

「要らないわ!飲まないから!出て行って、ここから出て行って!」

それでもパトリシアはグラスに入ったミルクを全部飲み干した。ハンターが無理やり飲ませる方法を見つけるだろうとわかっていたので、自分から進んで飲んだのだ。飲み終えると、パトリシアはグラスをハンターに返した。「飲んだわ」

唇の端にミルクの滴が残っているのを見て、ハンターは手を伸ばして優しく拭い、その指をなめた。パトリシアは吐き気を覚えた。

ハンターは微笑み、彼女の髪をかき混ぜた。「さあ、...