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323話

部屋は真っ暗だった。マーティンはパトリシアをそっとベッドに寝かせ、彼女の額、頬、鼻、唇、そして鎖骨に口づけをした。彼は下へと移動し、室温は急上昇した。

二人が結ばれる寸前、マーティンは動きを止めた。「ダメだ、君は堕胎したばかりだ。触れるべきじゃない...健康に良くない」

マーティンが話すと、彼の額の血管が脈打ち、その声には致命的な魅力があった。

パトリシアは彼の首に手をかけて引き寄せ、囁いた。「大丈夫よ。もう一ヶ月経ったから、十分な待機期間だわ」

マーティンは言葉を失った。

「私は医者よ。自分の健康を危険にさらしたりしないわ」

幸福感に急かされ、マーティンは躊躇いを捨て、彼女の服を...