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第556話ホテルへ?それとも私の場所へ?

月は明るく輝いていたが、星はまばらで、空にわずかしか見えなかった。

ジョニーは別荘の前庭に立ち、ただ遠くを見つめていた。

ダレンは用事があり、早めにその場を後にしなければならなかった。

ローラは彼を車まで見送った。ダレンは片手でドアを開け、身を乗り出して彼女に話しかけた。

彼は本当に優しい人なのだろう。

ローラはそっと微笑み、するとダレンは彼女の耳の後ろに優しくキスをした。欲望と優しさが混じり合った、恋人だけが共有する特別な瞬間だった。

その優しいひとときの後、ダレンは車に乗り込み、走り去った。

黒い高級車はゆっくりと夜の闇に消えていった。

ローラはしばらくその場に立ち尽くして...