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520話

「私はあなたとだけこんな風に振る舞うんだ」ジョニーの声は低く、かすれていて、ローラの背筋に震えが走るような官能的な響きを滴らせていた。

二人が情熱の瞬間に身を任せると、ソファで互いにしがみつき、明日がないかのようにキスを交わし、お互いの体の隅々まで探り合った。

ローラは思った。「私、正気を失ってるわ。ジョニーとこんなに親密になるなんて」

ジョニーだけが彼女にこのような感覚を与えることができた。たとえ互いに傷つけ合っても、冷たくなっても、体が絡み合うとき、永遠に抱きしめていたいと思わせる何かをお互いの中に見出していた。

情熱的な時間の後、ローラはジョニーを蹴った。「ギプスが取れたわよ!」...