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459話

部屋の雰囲気が変わり、シャーロットもそれを感じた。彼女はぎこちなくフレデリックから手を離したが、彼の方が早かった。彼女が逃げる前に、彼はシャーロットをカウンターに押し付けていた。

かすかに魚の匂いが残る彼の手が、目的を持って動いた。彼女の服を乱さないよう、腰を使って彼女を優しく押さえつけた。

シャーロットの顔が少し赤くなった。彼女は不安そうに外を見て、囁いた。「メイドがいつ入ってくるかわからないわ」

フレデリックは笑った。「入ってきたとしても、何も見なかったふりをするさ」彼は身を乗り出して彼女にキスをした。からかうように始まったキスは、体が近づくにつれてすぐに情熱的なものへと変わった。フ...