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第376話シャーロットは心痛から目覚める (後編)

シャーロットは少し気まずい気分だった。

彼女は咳払いをして尋ねた。「午後に来るはずじゃなかったの?」

フレデリックは病院のベッドの方へゆっくりと歩いてきた。

ローラは彼が座れるようにと脇にどいた。彼は優しくシャーロットの顔を撫でながら言った。「待てなかったんだ。医者に痛み止めの注射を打ってもらって、すぐ来ちゃったよ!」

彼は温かい手で彼女の顔を包み込んだ。

シャーロットは彼の目を見つめた。

二人はあの夢を共有していた。そして再び顔を合わせた今、どこか違う感覚があった。言いたいことは山ほどあったが、周りに人が多すぎて、特にローラが目を丸くして見ている中で話すのは都合が悪かった。

だ...