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272話

シャーロットは何百万回もそれを見ていた。

ローラはただそこに立ち、凍りついていた。「パパ！パパが笑うとすごくかっこいい！」

ローラは突然シャーロットの腕に身を埋め、囁いた。「ママ、パパは戻ってくるの？」

シャーロットはただ返事に鼻歌を歌うだけだった。

彼女は優しくローラの頭を撫で、そっと言った。「でもパパは具合が悪いの。少し時間をあげましょう、いい？」

ローラはなんとなく理解した。

ママがはっきり言わなくても、パパが病院に行ってから、ほとんど会えなくなったことを知っていた。時々、パパが絵本を読んでくれるとき、途中で意識が飛んでしまうこともあった。

「つまり、パパは病気なんだ」ロー...