オメガからルナへ

36話

注意!! 次の章では不妊についての会話が含まれています。不快に感じる方は読み飛ばしてください

彼女はアルファとルナの方を見ると、アルファのサムがルナのアリスを抱きしめているのが見えた。その仕草には非常に多くの保護と慰めが込められており、ベラは涙が出そうになって一瞬目をそらさなければならなかった。

「ありがとう、ベラ」アルファのサムが念話で彼女に語りかけた。

「どういたしまして。彼女は私のルナであり友人です。お役に立てて光栄です」ベラは答え、彼がルナのアリスを手放すのを見つめた。

ベラは彼女に近づき、腕をルナの腕に絡めた。

「さあ、アリスさん。買い物に行きましょう。水着はワンピース...