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チャプター 278

コンスタンティン視点

戻ってみると、野営地の様子がおかしい。静かすぎるのだ。平和がもたらす静けさではなく、うなじの毛が逆立つような、嫌な静けさだ。

仲間たちはあちこちに散らばり、武器を研いだり、野営地の縁を巡回したりしているが、彼らでさえ口数は少ない。空気には何か重いものが漂っていて、俺が野営地の中央の開けた場所へと足を踏み入れた瞬間から、それが圧し掛かってくるのを感じた。

さらに奥へ進むと、用心深い視線が俺を追う。ひそひそとした、緊張をはらんだ囁き声が聞こえるが、誰も直接声を上げようとはしない。彼らも何かがおかしいと感づいているのだ、たとえそれが具体的に何なのか、まだ分からなくとも。

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