Read with BonusRead with Bonus

チャプター 254

【王の視点】

暗闇の中で目を見開き、天井を見つめている。カーテンの隙間から月の光が差し込むが、かつてのように心を慰めてはくれない。その光は冷たく、骨の髄まで染み込み、離れようとしない冷たさだ。

眠るべきなのだ。何時間も前に眠りに落ちているはずなのに、目を閉じるたびにケイデンの顔が浮かぶ。彼のしたことすべてについて、ついに対峙したときの彼の目の色。

彼は気にしていなかった。後悔の念など微塵も感じていなかった。それどころか、彼は自分の狂気を倍増させた。そして今、私の最高の戦士たち三人が死んだ。私自身の息子に殺されたのだ。その思いが頭から離れない。何を言えばいいのか、どうすれば正せるのか分から...