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24話

アシュリー視点

昨夜のことは単なる悪夢だったよね?悪夢の一種?素晴らしい始まりからひどい終わり方をしたあの出来事?そうだよね?

違う。とんでもなく違う。

今日は学園の寮で初めて目覚めた朝を思い出させる。あの朝と同じように、私が目を開けると、ベッドの上で過剰に興奮してニヤニヤしているイーサンがいる。

しかし、あの朝とは違って、彼の口から出た言葉に私は心底ショックを受けた。「寝ている姿は穏やかで可愛いね。まるでお姫様みたいだ」

明らかに、イーサンはそんなばかげたことを言うことに何の問題も感じていない。特にばかげているのは、彼がまだ私を男だと思っているからだ。少なくとも、そう思っているはず...