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173話

コンスタンティン視点

みんなが息を整えて何か食べた後、僕たちは国境を越えてアッシュを探す準備を始めた。

グレッグはずっと、なくなったバックパックと彼のグラノーラバーを盗んだ小さな泥棒のことを文句言い続けている。彼がそのことを持ち出すたびに、少なくとも彼女が飢えていないとわかっているだけでも喜ぶべきだと思い出させる。

あるいは、彼女は飢えているかもしれない。これは声に出して言えないけど、グレッグは彼の特製グラノーラバーに関してはとても敏感だから。でも正直、あれはひどい味だ。誓って言うけど、あれは早死にの味、たぶん寄生虫の味、そして口いっぱいの砂の味がする。そう、まさにその順番で。

「もし...