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16話

アシュリー視点

「アッシュ」イーサンの声は掠れ、苦しげにさえ聞こえる。彼が私の上に覆いかぶさり、目が合う。

あの青く、嵐のような鏡のような目をこの先ずっと見つめていられるだろう。彼の視線の深さ、理解と受容は野性的だ。

彼の手が私の首に回り、指が髪に滑り込み、一握りつかんで突然私を引き寄せる。彼の唇が私のものと衝突する直前、息を呑む声が漏れる。

キスは最初はゆっくりと、激しく、しかし意味深く始まり、やがてイーサンはそれを深める。彼の唇があまりの情熱で私のものを攻め立て、めまいがする。彼の舌が私の口の中に侵入してくると、彼が届く限り私の隅々まで味わおうとしているように感じる。

これは普通の...