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151話

イライアス視点

長老たちが王とその息子のために言い訳をしどろもどろと述べようとしている様子を、私は満足げに見ている。テーブルを囲む男たち一人一人が、前の者よりも馬鹿げた言い訳を次々と提案している。

彼らの話を聞けば聞くほど、彼らの口から出る言葉を信じられなくなる。評議会は信頼できるものだと思っていたのに。これらの男たちは、パックの最善の利益を心に持ち、同盟を代表するはずなのだ。

彼らがその代わりにしていることは、自分自身を愚か者にすることだ。彼ら全員が完全な馬鹿に見える。自分たちが他の誰よりも優れていると思い込んでいる老いぼれの間抜けどもだ。

「ルナ様、発言してもよろしいでしょうか?」...