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第533話私は彼を決して許さない

シャロンは一瞬立ち止まり、彼を見上げた。「これいつ買ったの?」

「帰り道でね。赤信号で待ってる時に見かけて、君に似合うと思ったから買ってきたんだ」

シャロンはネックレスを手に取った。ペンダントは雪の結晶の形をしており、光の下で美しく輝いていた。

彼女は一目見てそれに惚れ込んだ。

「すごく綺麗。気に入ったわ」

「気に入ってくれて良かった。じゃあ、許してくれる?」

シャロンは頷いて微笑んだ。「わかったわ、このネックレスのおかげで許してあげる!」

彼女は鏡の前に歩み寄り、首元にネックレスを当ててから、近くのジュエリーボックスに入れた。

セブは不思議そうな顔をした。「気に入ったなら、な...