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452話

「トーマスさん、弁護士の手紙を届けましたので、これで失礼します」そう言うと、彼は何も言わずに立ち去った。

彼がオフィスを出ようとした瞬間、背後で紙が破られる音が聞こえた。

スミスグループの法務顧問が見えなくなると、ロッコはダニエルを不安そうに見た。「トーマスさん、これからどうしましょうか？」

ダニエルの表情は冷ややかだった。「私はスミスグループの不良建材を当局に報告しただけだ。それがどうして誹謗中傷になる？法務チームに訴訟の対応をさせろ」

ロッコの目が輝き、素早く答えた。「わかりました、すぐに取りかかります」

オフィスは再び静かになった。厳しい表情で、ダニエルはペリーの番号をダイヤル...