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412話

デメトリウスの輝く目を見つめながら、シャロンは心が温まるのを感じて頷いた。「いいわよ」

「ありがとう、ママ!」デメトリウスは嬉しさのあまり踊り出し、顔は興奮で輝いていた。

セブとシャロンはもう少しの間デメトリウスと遊んだ後、ダナが彼をお風呂に入れて寝かしつけるために連れて行った。

シャロンが立ち上がって帰ろうとしたが、セブは彼女の腰に腕を回して自分の胸元に引き寄せた。

「シャロン、デメトリウスがやっと寝たんだから、二人だけの時間を楽しむべきじゃないかな?」彼の声は低く、かすれていて、誘惑の響きがあった。

シャロンは彼を押しのけ、眉をひそめた。「ここはリビングよ。誰かがいつ来るかわから...