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404話

書斎の灯りはまだついており、セブは完全に目を覚ましていた。

シャロンを見ると、彼の目に驚きが浮かんだ。「どうしたの?ソフィーは大丈夫?」

「もう寝てるわ」

セブはシャロンが何か言いたいことがあるようだが、躊躇しているのに気づいた。彼は片眉を上げた。

「セブ、今夜はありがとう」

「なんでそんなに改まるの?僕は君の彼氏だよ。当然のことをしただけだ」

シャロンは一瞬躊躇してから、ようやく顔を上げて彼の視線を受け止めた。

「今夜のことだけじゃないの。出会ってからずっと、あなたは私に良くしてくれた。謝罪と感謝を伝えたいの」

彼女の目の真剣さを見て、セブは唇を引き締め、彼女に向かって歩き始...