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376話

「わかった」とシャロンは呟き、床に視線を落とした。突然、彼女はキッチンで煮えているお粥を思い出した。彼女は顔を上げ、まだお粥をもらえるかセブに尋ねようとしたが、彼の優しい眼差しに捕らわれてしまった。

一瞬、リビングはあまりにも静かで、自分の高鳴る心臓の音がほとんど聞こえるほどだった。

数秒間の強烈な視線の交わりの後、シャロンはハッと我に返り、素早く視線をそらした。

セブの低い声が沈黙を破った。「何か問題でも？」

シャロンは唇を噛み、柔らかく言った。「今夜もお粥をいただけるかと聞きたかっただけです」

「もちろんいいよ。でも水ぶくれの周りは避けるようにして」

「わかりました、もう大丈夫...