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48話

「明日ね?また明日ね?」彼の声はより低くなり、目は官能的な影に覆われ、欲望を露わにした。

ブライスは一歩、また一歩と進み、ジャケットを落とし、私たちの間の距離を縮めた。

「本当にそんなことができると思ってるのか?」

「ブライス...」

「シーッ!」彼は親指で私の唇をなぞった。「好きなだけ怒ってもいい、イライラしても、俺の弟と昼食を取ってもいい。でも、それに対して罰を与えないとは思わないでくれ」

「罰?」私の声はかすれたささやきのように出て、体が刻一刻と熱くなっていくのを感じた。

私は彼の口元を見つめ、そして彼の目を見た。彼の視線は私の顔から、後ろで結んだ髪へと移った。

ブライス...