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119話

アレックス

立ち上がって、私は自分のデスクを回り、心配しながら彼のオフィスへと続いた。

「何かあったの…」とドアを通りながら尋ね始めたが、彼がドアを閉め、私の腰をつかみ、その横の壁に押し付けた瞬間、言葉は途切れた。

彼が自分の体を私に押し付けてから唇を重ねた時、私は息を呑んだ。彼の力強く経験豊かな唇が、切迫した深い欲望で私の唇を覆い、全身が目覚めるような感覚だった。

彼の舌の動きに欲望を感じた。貪欲で独占欲に満ちたその動きは、私の息を奪い、正気を失いそうになるほどだった。

片手で私の顔を抑えながら、彼はゆっくりとしたリズムに変えたが、その情熱は変わらず、彼の硬くなったものが私のお腹に...